:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:01:04.61 ID:8GJbW9d20

書き貯めもなければ文章力も無いです。
カメ進行ですが宜しくお願いします。

質問等も受け付けますし、なるべく返事するようにします。

皆様の箸休め程度にお読み下さい。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:09:31.12 ID:8GJbW9d20

遥か昔の話し、まだ天下統一がなされるよりも前
1つの国に使える忍びの頭領に朱姫と呼ばれるクノイチがいました

朱姫は容姿を自由に変える事に長けていて、色仕掛けにより相手国の当主暗殺を得意としました

暗殺と言っても刃物や毒を使うのではなく歌で暗殺します。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:17:29.39 ID:8GJbW9d20

その歌は呪いの歌で、寝屋で殿方に寄り添いながら歌い聞かせると翌朝には老衰で亡くなります。

当然疑われるのは寝屋を共にしたもの、しかし完璧な変装により犯人として捕まることはなく。

やがて戦乱も終息に向かう頃、争いに加担することもなくなり朱姫はようやく女として歩む道を見つけたそうです。


相手の殿方と激しい恋に落ち、二人はめでたく結ばれました。

そして待望の一子を授かり子供が生まれました。
一人目に授かったのは、それは美しい姫でした。

しかし、この時代跡目のために何としても男子を生まねばなりません。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:21:30.95 ID:8GJbW9d20

夫は優しく朱姫も姫にも優しく接してくれました。

そうしてまた子を授かりました。
次こそは!と周りも当人達も期待しましたが…

結果はまたしても女児…

周りからの冷ややかな目も在りましたが、二人目の姫も大変可愛らしく、夫も不満の声はあげませんでした。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:26:04.42 ID:8GJbW9d20

しかし三人目、四人目と生まれる子供は全て女児…

さすがに夫も家徳を気にかけお側目を迎えることに…


しかし、それは朱姫にとって初めての愛した人の裏切りに…

お側目に男子が授かり離れて行く夫…

嫉妬と怒りに我を失った朱姫はついに夫にあの歌を歌ってしまったのです…


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:33:40.68 ID:8GJbW9d20

夫は死に、後に残る全て葬り朱姫は残された我が子と人里離れた山奥に身を隠しそこで暮らしました。

しかし娘が大きくなるにつれ、自身の一族を残すために朱姫は山を降り娘達の婿になるような男を拐っては娘達に子を作らせました。

なぜ子孫を絶やさないようにしようとしたのか分かりません…

そうして娘達に子を身籠らせると同時に、あの歌も継承していきました。

拐われた男たちは、娘に歌を教える実験台のように扱われ、朱姫は娘達に男はこのように利用するものと教えました。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:52:24.49 ID:8GJbW9d20

かつて初めて愛した人の裏切りに、朱姫は完全に愛するという感情を無くしてしまったのです。
そもそも忍びとして感情など教わること無く男を殺し、さて愛してみましょうと言われてもムリだったのかもしれません。
愛してみても裏切られた……愛とは?

朱姫は、もはやそんなことすら考えませんでした。

しかし、問題は朱姫の娘達に産まれてくる子供たち…

何人産まれても女しか生まれません。

この時、驚く事に朱姫、朱姫の娘四人、朱姫の孫23人…

全て女…朱姫も流石に異常に気付いたのですが、確信を得ようとはしませんでした、それどころか、娘や孫にあの歌を継承し女村を作ってしまったのです。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:55:31.17 ID:8GJbW9d20

男を拐っては歌により殺し、男への憎しみを教育し…

しかし、突然変異と言うべきか朱姫が70歳を超えた頃、朱姫の玄孫にあたる娘が男に恋をして、その男と駆け落ちしてしまったのです。


:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/09(月) 23:56:07.04 ID:Uu651lJ50

呪いって超常的な力の呪いを指してるの?


10 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 00:01:04.16 ID:zsQNLVIX0

そうして朱姫が一代で築き上げた女村の存在は明らかとなり、近隣の山の麓の街の者達に闇に葬られるのでした…

しかし駆け落ちした娘にも歌は継承され、朱姫の血は流れていたのです。

共に逃げた男との間に子を授かり…生まれてきた子は女…


そして二人目の女の子を産んだ時に、その時力のあると評判のイタコにみてもらったそうです。


11 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 00:11:15.34 ID:zsQNLVIX0

>>9

そうなりますね。
今話している内容なのですが、要は呪いの歌により人を殺める事により、生まれる子は全て女…
そして男を寄せ付ける淫猥な魅力を持つ女性に育つ…
…というような内容の呪いです


12 :!omikuji@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 00:24:27.20 ID:dhk9iFiR0

続き気になるよー


14 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 00:53:31.28 ID:zsQNLVIX0

イタコはムスメに歌に関しての呪いを説明しました。

その歌は相手を呪い殺す代償として、のち27代先まで女児しか産まれず、更に新な呪いは加算されていくと聞かされた。

ムスメは事実を知り、共に逃げた男に相談した…


15 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 00:59:29.68 ID:zsQNLVIX0

すると男は、ムスメと離縁すると言い出した。
やはりまだ長男が優遇される時代…

更に男は、ムスメに驚愕の真実を話した…

元々、男は美女を抱ける噂を聞き、自ら女村に向かったのだ…
もちろん、その後殺される事も知っていた…というより拐われた男は戻って来ない事により噂で知っていた。


16 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:07:24.06 ID:zsQNLVIX0

そして助かるために、まだ一番若いウブそうなムスメを言いくるめ駆け落ちしたのだ…まぁ美女であるムスメだし別に共に過ごしても良いだろうと考えたが、男が産まれないとなると話は別…といったところだろうか…

それほどまでに男児は優遇された…

真実を知ったムスメは悲しみに暮れた…そして朱姫の血が動き出した…

ムスメは男の好きなときに好きなように抱いてもいいから捨てないでと言い男を寝屋に連れ込んだ…

そしてあの歌を歌ったのだ…


男は翌日、目覚めることは無かった…


17 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:21:15.79 ID:zsQNLVIX0

朱姫の血は何代も途切れる事無く、その間歌の継承も絶えず…
少しばかりの良心を持つ女児により歌の継承の際呪いの事の説明もされたが、無くなることは無かった…


補足で申し訳無いが、歌の呪いは27代続く…そして歌を継承しなければ呪いは終わらない…歌を27代継承した上で、27代呪いの歌を使い殺す事がなければ呪いはとける…

しかし27代の間に呪いの歌を使い人を殺めれば更に27代追加される…

あと何代で呪いがとけるのか…


真実を知った子孫が殺めたく無いから呪いを終わらせる為に男との関係を持たないようにしようとしても、朱姫の血なのか呪いのせいか…

その美貌は必ずしも男を引き寄せてしまう…

あるものは心清く過ごすも強姦に遇い、呪い殺してしまい…

またある者は誰とも契りを交わす事無く自殺し…

そうして1つの呪いの線を切ろうとも…

分散された朱姫の血は絶える事は無い…


18 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:36:38.46 ID:zsQNLVIX0

時は流れ、現代…平成の世になり朱姫の血は絶えたのかというと…

まだ生きている…


この話は私の母から聞かされた…

母は祖母から…

母は4姉妹…私は姉と妹の3姉妹…


私達は初潮を迎えると、その話を母から聞かされる…
そして私にも娘が産まれたらそうしていかないといけない…

歌も教わる…

私にも娘が産まれたら教えなければならない…
しかし決して歌ってはダメ…


19 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:41:59.33 ID:zsQNLVIX0

私なりに、この歌の事を調べてみましたが、文献は無く朱姫と言うのも実名らしいのですが調べても出てきません。

歌の呪いの効果?というのは男性とのセックスの後に眠る男性の耳元で歌うと呪いが発動?するそうです。

呪いの歌に関して他言を禁じられた覚えはありませんが、教える事はしません。
事実かどうかも分かりませんが、もし本物なら…殺人に加担する事になるかもしれないので…


20 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:48:21.25 ID:zsQNLVIX0

歌の概要としては、最初は古い日本国のようなもの…
中盤からはお経?のような何語か分からないもの…

そして歌に関して調べていると、分岐して死後の世界に関しても色々な説があって、メジャーな内容は三途の川や、六文銭や閻魔様や神様などおとぎ話のようなモノから…
魂の重さや暗黒世界などなど…
その中で私が興味を引かれたのは、死後は全てが逆さまになると言うもの…


21 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 01:51:52.99 ID:zsQNLVIX0

死んだ人の服は裏返して着せたりする所もあるようですし…

そしてあの歌の中盤からの歌詞…
途中までが現世の言葉で、中盤からはあの世での言葉なのでは?と思ったのです。

そして、録音して逆再生すると…


22 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 02:00:38.25 ID:zsQNLVIX0

結果は…録音出来ず…

しかし、とある方の話で逆さ言葉を上手く話すにはローマ字にして逆から読むと、それを逆再生したとき言葉になるらしいのです。

例えば、好き→SUKI→IKUS→さぅけぃ、と読み逆再生すると…好きに聞こえる…

同じやり方で呪いの歌をローマ字に起こして逆から発音すると…

見事歌詞になりました。


23 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 02:04:21.19 ID:zsQNLVIX0

遥か昔に録音器も無くローマ字すら話せない朱姫がそれをどのように生み出したのか分かりませんが、死後の言葉を知り使っていたのかな?と思わざるをえません…



長々だらだら申し訳ございません。
オチらしいものも対してありませんが、実話です。

少し眠いので質問などあれば、後から答えます。
お休みなさい。


24 :繭墨 :2015/03/10(火) 02:41:49.34 ID:N7O6Up+B0

興味深い話だね

あの世の言葉は確かにあるよ
例えて言うならばそうだね
泡がはじける音かな
コポコポコポこんなような音に聞こえる
これは現世のものが聞くとこんな音に聞こえてしまうんだよ
本当は何かを伝えようとしてるのにね
アンテナを合わせると聞こえるんだけれどねえ

今回の歌もその類だろう
歌といっても歌われている本人には何を言っているのか
わからないだろうね
歌なのかすら判断がつかないだろう


25 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 02:44:13.24 ID:g3ZD5mQf0

二十七代続く呪が加算されていくものであるとしたら、朱姫が唄を唄い続けていた時点だけで相当な代になってそうですね。
何回唄ったのか分かりませんがそれこそ数千年は続いてしまいそうなものになっているとも考えられますし

失礼ですが>>1
さんはご結婚はされているのですか?
お子さんははまだの様ですが、殺人に加担してしまうかも知れないという事は唄を使うつもりがあるという事でしょうか?


26 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 02:57:06.71 ID:fmDW2b/2O

>>25

加算じゃなくてリセットでしょ?


30 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 09:13:29.41 ID:Gt/djc6q0

俺も姫はひっかかった
口伝にしてもちょっとね

それに暗殺しなきゃいけない相手を、確実性のない呪歌にする必要性が全くない
寝室を共にして疑われるリスクがあるなら尚更
結局疑われるのなら、さっさと殺して逃げれば済む

いっぺんに大勢を暗殺するために舞の席での呪歌ならまだわかるんだけどね

真実なら、伝承上で誇張や改ざんが多くあったと思う
まぁともあれ、呪歌の口伝が本物かどうか
それがあって初めて時代背景に真実味がますってもの


32 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 10:18:48.52 ID:dqJ/kYTq0

>>30

そうですね…
結局私自身も聞いた話でしかないし、事実かどうかも呪い歌が実証されないと無意味ですものね…
ですが、実践する勇気はありません。


>>31
私の場所が分からなくても意識は向かいますか?
それから私はその歌が本物かどうかなんて知りませんし、私自身呪いの類いは否定派です
存在すら認めたくありません。
しかし女家系であることは事実です
話戻りますが、意識を向かわせられるなら私の今の心を読み取って下さい…
この歌を教えられた時の…
私の思いを

私はこの話…否定したくて書き込みました…


33 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 11:36:13.65 ID:Ra07DU8a0

>>32

うちも忌み家系で使うのは女型の魔術だから似たような伝承がある

ただ心を読むとかは無理
飛ばしている最中は繋がっていないし、そもそもそこまで万能じゃない

でね、否定してれば大丈夫だよ
呪術使うにしてもあっち側とコンタクトしてなきゃ大丈夫


34 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 12:03:29.70 ID:dqJ/kYTq0

>>33

そうなんですね
術式には色々あるんですね。
それを聞いて思い出したのですが、必ず男性とセ○クスしたあとでないと効果がえられないと言うのも何か繋がりを持つと言う意味では一緒なのでしょうか?
明日、祖母の家に遊びに行くので色々聞いてみようと思います。


35 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 12:30:29.30 ID:DCdRfoIl0

この手のは自己暗示系の呪だね
発信源はぶっちゃけると「これを聞いて信じ込み子孫に伝えようとしている親」と「それを聞いて恐れているあなた自身」
呪いなんて発信源がなきゃ効果は無いんだからそのなんとか姫がどうのこうのってのはとっくに意味が無くなってるよ
断言する、これは呪術としては意味をなさないただの迷信でしかない
本人が気にして怖がるから自分自身で自分に呪いをかけてるだけ


36 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ :2015/03/10(火) 20:00:42.83 ID:zsQNLVIX0

>>35

そうなんですか?
自己暗示か…なるほど…確かに私は呪いと言う言葉だけに恐怖していたのかもしれません。
しかし女児しか産まれなくなる暗示って何の意味があるのでしょうか?
しかも私の知る限り母家系には男児は一人も居ません。
私は恐怖から暗示にかかってるかもしれませんが、他の身内も皆暗示にかかってるのでしょうか?


引用元:http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1425909664/