445 :本当にあった怖い名無し :2013/09/28(土) 20:28:23.13 ID:awHHONk40

10年以上前の法律バラエティー「ザ・ジャッジ」より
記憶があいまいなんで、所々違ってたらごめん

ある一家に寝たきりの祖父がいたが、実子もその配偶者も孫も誰一人
介護をせず、くたばれと罵倒する始末
見るに見かねたもう一人の孫娘だけが献身的に介護をした。
ちなみに孫は二人いて、姉は無視・妹が介護をしてる
妹娘が献身的に介護をして、家族が改心するかと思いきや
面倒事引き受けてくれて超ラッキーと全て押し付けトンズラ
結局献身的な介護もむなしく祖父は世を去った

その後祖父が一千万ほどの遺産を持ってたことが判明。一千万が入金してある
通帳は妹娘名義になってたが、遺言書の類は一切なく、ただ通帳名義が
妹娘名義になってるだけだったので、家族は「貴様に全額渡さん」と主張
果たして、一千万は祖父の望みどおり妹娘に渡るのか。ザ・ジャッジ!!と
みのもんた。

結果だが、遺言書がなく、単に名義を変えただけなので、妹に一千万円贈与は
出来ない。親に半分、残りを姉と妹で分けるしかない。
当時中学生の自分には辛すぎる結末だった。
たかがバラエティーなんだが、神も仏もないのかと思ってしまったし。


446 :本当にあった怖い名無し :2013/09/28(土) 20:30:58.59 ID:xF0yj5My0

>>445

法律ってそういうもんや・・・
誰かを守るためにあるんじゃなくて、誰かと戦うために用意されてる


588 :1/2 :2013/10/04(金) 10:19:38.51 ID:pTjcFv0vO

まつざきあけみの掌編シリーズ「肖像画はかく語りき」から「死の清算」

病弱な妻A子に先立たれた作家は、編集者B子を後妻にした。
病床のA子が、
あたくしは悪妻でした、病気ばかりで貴方に尽くす事もできず迷惑ばかりおかけして…あたくしを哀れに思し召すのなら、どうかB子さんを後添えになさいまし。
と言い遺したため。

B子は原稿を催促するために作家宅へ通ううちに、荒れた家の中を見かねて家事をするようになり、作家を尊敬する気持ちがいつしか愛に変わっていた。
後妻に迎えられて嬉しいはずが、作家は自分を愛しているから再婚したのではなく、「愛するA子」の言いつけに従っただけではないか?
と疑ってしまい、気が晴れない。
編集者の立場を越えてあれこれ作家の世話をやく自分を見ていたA子の目付きはぞっとするほど冷たいものだったし、作家は死ぬ間際のA子が懇願したので、A子の肖像画を書斎に飾っているのだ。

うっかりぬるいお茶を出してしまい、
「A子ならこんな事は一度もなかったのに」
と言われたB子は、
(ホホホホ…若く美しく健康なだけのB子さん、貴女は主人の何をご存知なのかしら)
と肖像画のA子に嘲笑された気がして、着物を脱いで作家に抱きついた。


引用元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1379335882/