576   2017/04/04(火) 13:24:16.35
小学校3年生の夏、九州の田舎に住んでいた頃の出来事です。

家の前には車通りのほとんどない道路が通っており、その道路を挟んで少し下がったところには田んぼが広がっていました。

その日は家の前の道路わきで中学生の兄と花火をして遊んでいました。

夜9時くらいだったと思います。
もう遅いからそろそろ家に帰ろうとした時、何となく周りを見てみてみると、遠くの田んぼ方でゆらゆらと白く揺れる縦に長い布のような物がありました。
視力が弱かったに私にはハッキリ見えなかったので、兄に「あれなに?あの白いヤツ」
と聞いたのですが、兄には見えていないのか、「なんもないよ、早く帰るよ」と言われてしまいました。
どうしても気になった私は玄関前でしばらくそのゆらゆら揺れる何かを見ていました。
5分くらいでしょうか、目を凝らして見ていると、どうやら少しずつ少しずつ移動しているようで、白いゆらゆらは道路まで移動していました。
田んぼから道路までは5メートルくらいなので、人の歩くスピードにしては遅すぎます。
その後もゆっくりゆっくり道路に沿ってこちらに向かってきているのがわかりました。
怖くなった私は急いでドアを閉めて家に入りました。

翌日の朝、ゆらゆらした物があったところを見たのですが、何もありませんでした。

今思えば不自然だと思うことがあります。
田舎で街灯もなく暗いのに、なぜあのゆらゆらだけが遠くからでも見えたのか。

その日、強い風が吹いていた訳ではないのになぜあんなにゆらゆらしていたのか。

親に言っても馬鹿にされるだろうと思ったので誰にも話していません。

あれは何だったんでしょう。


577  2017/04/04(火) 16:06:45.27
一反木綿だぬ
578   2017/04/04(火) 16:29:11.76
クネクネ
580   2017/04/04(火) 18:20:45.52
私もクネクネを読んだ時「あ、コレかも」って思ったんです。まさにそんな動きだったので。
でも発狂もしてないし、今も元気に生きてるんですよね。

一反木綿って鹿児島に伝わる妖怪なんですね。
実はこの体験をしたのも鹿児島です。
妖怪だとは考えもしませんでした…
超高速で動いたり空を飛んだりはしてなかったですが、ゆっくり移動する一反木綿説があればこれが一番しっくりきますね。
場所といい、子供が夜遅くまで遊んでると出てくるらしいので。

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